高校ラグビー、引分け・抽選の賛否について

やっと昭和20年代の戦跡の掲載が完了しました。
次は昭和30年代の戦跡を載せてゆきたいと思います。
 
戦跡については不明な部分はもっと調べてからという思いもありましたが、分かっているものだけでも早く掲載し、その後、調べる時間があり新しく判明したこと追加してゆく形にしたいと思います。
 
さて、今年度もまた全国高校ラグビーで引き分け・抽選により次の試合への出場権を決めるということがありました。
1回戦の尾道対春日丘のような因縁もありましたし、好カードだった新潟工業対関西学院も引き分け・抽選でした。また大詰めの準々決勝では京都成章御所実業でも引き分け・抽選となりました。
 
ラグビーでは当たり前の「抽選」ですが、サッカーも昔はラグビーと同じ「抽選」がありました。その後、延長・PK戦が導入されたり、現在では(ワールドカップトヨタカップなど大きな国際試合は別にして国内大会では決勝以外は)延長せずに即PK戦というのが主流です。
 
実は大昔のイングランドあたりではCK(コーナーキック)の多いほうが次の試合に進めたという話を過去に聞いたことがあります。これは、それだけ攻めていたという判断からと思います。
 
高校ラグビーの場合、延長戦は体力的な問題・テレビの放送時間の問題で無理かとおもいます。
また高校サッカーのPK戦も非常に冷酷な決定方式だと思いますので、ラグビーで「コンバージョン戦」なんて行うのも、キッカーの選手には負担が大きいと思います。
 
ならば、同点の場合はトライ数で決するのはもちろんのこと、トライ数も同じ場合は、「どちらがよく攻めたか」という客観的な判断材料として、ドロップアウトの数やキャリーバックの数で判断しても良いかと思います。
 
個人的にはドロップアウトはPG・DG失敗でのドロップアウトもあるので、キャリーバック数を判断材料とするのが良いと思います。(攻められて、苦し紛れに自陣ゴールにダウンボールする訳ですから)
 
あるいは反則数の少ないほう(以前導入された大会があったような記憶があるのですが・・・)で決めても良いかと思います。
 
昔は、「抽選負け」はある意味、美談的な捉え方もありましたが、現代ではそういったことが通じないドライな世の中ですので、試合内容が現れるはっきりした数値で決めるほうが良いかと思います。