日本選手権でNECが帝京大学に敗れました。
もし近鉄ライナーズが今季のワイルドカードトーナメントを勝ち抜き、一昨日、秩父宮で帝京大と対戦していたら結果はどうなっていたでしょうか。
正直言って、胸を張って「負けるはずがない」とは言えない自分があります。
天候・レフリー・NEC中心選手の不調など、今回の結果の原因を色々といわれているようですが、勝った帝京大を素直に称えたいと思います。
それとは別に、度重なるNECのラインアウトのミス、切り札ナドロにまで廻させないという帝京大の気迫のタックルを見ていると、もしNECの代わりに近鉄が出場したら、近鉄のラインアウトは大丈夫だったのか、アンドレ・テイラーまでボールは回ったのか、と思ってしまいました。
試合前まで私は帝京大はNECには勝てないだろうと思っていましたが、それはNECが「普通の力を出せば」という前提でした。
今季、トップリーグの5位以上と6位以下の力の差があると言われ、NECも近鉄も、その6位以下のチームですが、この差は「普通の力」を出せなかったからだと思います。
とはいえ、今季の帝京大のフィジカル、戦術、ディシプリン、そして若さと気迫は既に「トップリーグ6位以下グループ」の水準であることが証明されました。
次の相手である東芝とどういった試合をするのか非常に興味があります。